俺様の運命の女神


非常階段の4階と5階の間の踊り場。

風が無いとは言え、

手すりに掴まり興奮しているは……危なっかしい。


「おいっ、下駄だから気を付けろ!!」

「えっ!?」


急に話し掛けた俺の言葉に驚いて…


「キャッ!!」

「おいっ!!」


体勢を崩して躓く彼女の腰を支え…


「だから、言っただろ…」

「す、すみません」

「フッ、気を付ければいいから」


しゅんとする彼女に思わず微笑むと、


「せ、先輩の笑顔…初めて見ました/////」

「////////」


そう言った彼女は俺を狂わせるほどの笑顔を見せた。


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