俺様の運命の女神
彼女の自宅のアパート前に大きな公園があり、
その公園の入口に1人の男が立っていた。
彼女が通り過ぎようとすると、
彼女の腕を掴んで何やら話し掛けている。
大学生風のその男は、
ひょろっとしたやせ型で黒縁メガネをしている。
身長は結構高めで180くらいか?
俺とそれほど変わらないだろう。
俺は公園の脇にある自動販売機の陰から
こっそり2人の様子を覗っていた。
男は腕を掴んだまま、まだ話し掛けている。
彼女はというと、何だか嫌がっている様子。
何度も頭を下げて…男が掴む腕を振りほどいた。
それでもまた掴もうとする男を払い除けて
彼女は自宅へと走り去った。