俺様の運命の女神
「あの……何か?」
「いや、何でもない。コレ、悪かったな。サンキュ…」
俺はひざ掛けを女に返し、生徒会室へ急いだ。
ガチャッ。
「彬、悪い。先に帰る!!」
「どうかしたのか?」
「あぁ、後で電話する」
俺は自宅へ急いだ。
何が何だか分からない。
確かに触られたのに、何ともない。
目を瞑っていたから分かり辛いが、心地いいとさえ思えたほどだ。
どうかしている。
こんなこと…ありえない。
もしや、アレルギーが完治したのか?
俺はあらゆることを考えながら…
無我夢中で自宅に帰った。