俺様の運命の女神
「もう決めたから」
「えっ?……いいんですか?本当に…」
「あぁ、俺がいりゃあ大丈夫だろ」
俺は優しい表情で彼女の頭を優しく撫でた。
「あっ……ありがとうございます」
彼女は大粒の涙を零した。
そんな彼女を暫く……俺は、
彼女が落ち着くまで抱きしめていた。
翌日、
いつもより1時間ほど早く家を出て
約束通り彼女の家へ向かった。
いつもより早くに登校すれば
学校の奴らにも見つからないだろうと。
一応、念には念を……。
彼女のアパートへ着いて、
辺りに男の姿がないことを確認して
玄関のインターホンを鳴らした。