俺様の運命の女神


「ただいま。親父は?」

「まだ会社だけど」

「何時に帰って来る?」

「そうねぇ…たぶん18時過ぎ頃かしら。何?」

「今日、女に触られたけど、何ともねぇ」

「どういうこと?」

「だから、女が直に触れたのに、発疹してないんだよ!!」

「それ、ホント!?」

「あぁ。だから親父に聞きたくて」

「待って、電話してみる」


母さんは慌てて、親父に電話を掛けている。

親父は建設関連の会社の社長。

会社は建設業の中では結構有名。

実は俺って、意外とお坊ちゃまだったりする。


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