俺様の運命の女神
今日も学園から無事に帰宅した俺。
私服に着替え、鞄を持ってリビングへ。
「母さん、準備出来てる?」
「えぇ、はいこれ。風果ちゃんに宜しくね?」
「あぁ」
俺は母親が用意した袋を手にして彼女の家へと。
現在の時刻、16時40分。
一応、放課後に旧図書室に行ってみたが、
今日も彼女は姿を現さなかった。
……という事は、自宅にいる確率が高い。
まぁ、外出している事も考えられるが
アパートの前で待ってればいいし…。
俺は久しぶりに彼女に逢える高揚感と
もしかしたら、
門前払いされるんじゃないかと
内心複雑な気持ちでいた。