俺様の運命の女神


「今のどういう意味?」

「ど、どういうって、そのまんまですけど////」

「ん?」


今、彼女の顔が赤くなった気がした。

俺の気のせいだろうか?


すると、


「せ、先輩……こ、この手…」

「ん?あっ…あぁ」


俺は掴んでいた手を離すと、

彼女は再びキッチンへと。


もしかして、今のは照れ隠し?

はっ?!

もしかすると、本当に……。

彬が言うように俺の事が好きなのか?



俺の為にキッチンで

お茶の準備をする彼女の後ろ姿を

俺は黙って眺めていた。



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