俺様の運命の女神
昼食は水族館内のレストランで。
15時過ぎまでゆっくり過ごし、
少し早めの家路に着いた。
片道1時間半の電車の道のり。
揺れる車内は心地いい。
地方にある水族館だという事もあり、
学園の奴らには会う事も無く、
俺らは2人きりでゆっくり過ごした。
ふと思い出し……。
「そう言えば…」
「はい?」
「お前、“水”が嫌いなんじゃなかったのか?」
「へ?」
「プール、怖がって泳げなかっただろ?」
「………そうですね////」
「ん?」
確か、あの時…
大量の水は見るのも怖い…って。
今頃、気付いた俺もバカだな。