俺様の運命の女神


隣りの彼女に視線を向けると、


「せ、先輩のお陰で……克服出来た見たいです////」

「ッ!?////////」


彼女は恥ずかしいからなのか、

俺の肩の後ろに顔を隠した。


……暫しの沈黙。


俺らの車両には数人の乗客しかおらず、

俺は意を決して、小さく息を吐き、

彼女が隠れる側の腕を上げ、

横に座る彼女の肩を優しく包んだ。


俺の行動に驚いた彼女が咄嗟に顔を上げた。


ッ!!////////

顏と顔が……物凄く近い。


電車の揺れでふらつく身体。

今にも彼女の唇に触れてしまいそうな距離。


彼女は気まずそうに

ほんの少し顔を逸らした。



俺は………。


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