俺様の運命の女神


「熱は無いみたいだな」

「先輩、ご心配お掛けしてすみません」

「ん」

「もう、大丈夫ですから…」

「んなワケねぇだろ」

「本当にもう、大丈夫ですから。横になってれば…」


俺が心配そうに覗き込むと…


「えっと…その……あのっ…」


小声で呟く風果。

俺は彼女の口元に耳を傾けると…


「……女の子にはお腹が痛くなる時があるんです。察して下さい////」

「ッ!?////」


顔を真っ赤にして布団を頭まで被った彼女。

俺まで顔が赤くなる。


何だ……それなら、仕方ないよな。


俺は布団からほんの少し出ている彼女の頭をそっと撫でた。


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