俺様の運命の女神
いや、待て!!
俺の顔見ても、キャーキャー騒がなかったし。
もしかして、俺のこと知らないのか?
これでも一応、“諒様”と呼ばれる王子としてチヤホヤされてるハズなんだが…。
男に興味が無いのかも。
ありえる……あの反応。
とりあえず、女のことは彬に相談だな。
「諒、いいか?良く聞け。その子に決して嫌われないように。少しずつで良いんだ。好きになって貰えるように。」
「あぁ」
「それから、姉妹がいるのかちゃんと調べろ。いいな?」
「あぁ、分かった」
「それから…お前の体質のことは、その子以外秘密だからな?遊び半分で触られたりしたら、命の保証は無い。分かってるな?」
「わかってるって」
「彬君に手伝って貰って、慎重に事を進めろよ?」
「あぁ」