俺様の運命の女神
2階から下りて来た母さんは険しい顔つきで
「諒、あなた学校で何してるの?!」
「へ?」
「風果ちゃん、身体中痣だらけよ!?」
「はっ?!……それ、どういう事?」
「どうもこうも無いわよ!!誰かにやられたのか聞いても答えないし。諒には秘密にしてくれって…」
「俺に……秘密?」
「えぇ。多分、あなたのファンの子でしょうね?」
「ッ?!!」
「とりあえず、久世さんには連絡して、暫く学校は休ませてうちで預かる事にするから」
「……ん」
―――――身体中、痣だらけ…。
俺のファンが……風果を?!
俺は何も知らず……。
はっ!?
もしかして、昨日の腹痛も…。
俺は彼女のもとへ急いだ。