俺様の運命の女神


「今日、全校集会を開いて貰う」

「……そこで、話す……訳だな?」

「あぁ」

「風果さんには?……もう話したのか?」

「俺の胸の内は話してある。返事はまだだけど…」

「そうか」


親父はテーブルの上の珈琲に口を付け、


「決心が固いようだな」

「あぁ。彼女を守るには他に手が無い」

「彼女の方はどうする気だ?久世と岩井さんにお願いするか?」

「……出来れば」

「ん、分かった。久世には父さんから話そう」

「お父さん、何がどうなってるの?」


母さんが困惑の表情を浮かべている。


すると、


< 282 / 297 >

この作品をシェア

pagetop