俺様の運命の女神
理事長の説明で、
2人が光聖女学院へ転校する事が告げられた。
そして、
美冬が風果の分も合わせて挨拶し、
俺達は今一度お辞儀をして、ステージを下りた。
その後は1日中大騒ぎだったが、
俺としてはホッとしている。
これで風果を守れるのだから。
「彬、ありがとな」
「いや、俺の方こそ助かったよ。今まで美冬の事、隠し続けて来たけど、公にした事で胸のつかえが取れたから」
「フッ、そうか」
「あぁ」
俺と彬は何とも言えない解放感に包まれた。
長い長い1日を終え、
自宅へ帰ると―――――。