俺様の運命の女神


自室に入った俺と風果。


彼女が言うには、

腫れが引けば大丈夫だという。

それを聞いて心底ホッとした。

マジで大した怪我じゃなくて助かった。


ベッドに腰掛けた俺は大きなため息をついた。

そんな俺の横に座り、申し訳無さそうな表情を。


俺はそんな彼女を優しく抱き寄せた。

彼女の身体の怪我に支障を来たさない程度に。



すると―――――、


「先輩…」

「……ん?」

「ギュッて……して下さい////」

「へ?」

「ギュッて////」

「痛むだろ?」

「平気です……お願いします////」


真っ赤な顔をした彼女が見上げて来た。



俺は堪らず―――――。


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