俺様の運命の女神
アイツ……1人?
俺の“運命の女神”はアイツ決定ってことか?
そういうことに…なるよな?
マジかよ………。
姉妹がいれば、万が一アイツに好かれなくても他のヤツに好かれれば良いか…って思ってたけど。
いないってことは、どうすることも出来ねぇってことか。
アイツに好かれるほか無いワケだ。
「それでな?……気になる点がもう1つ。」
「ん?なんだ!?」
彬は言い難そうに口を開いた。
「資料には祖母と2人暮らしとあるが、2カ月前から施設に入っているらしい」
「どういうことだ?」