俺様の運命の女神


「どこですか?」


女はまだ聞いてくる。

自慢じゃねぇが、俺と目が合うだけで女どもはキャーキャー言う。

それがなんだこの女!?

かなり変わってて…変なヤツ。

女はキョロキョロ辺りを見まわしている。

面倒臭いがコイツと話す良い機会だ。

俺は立ち上がり、ドアの方へ歩き出した。


「こっち」


女は俺のあとをついて来る。

俺は化学コーナー奥に隠れているドアの前に…。


「ここ」


女は目を丸くして“へぇ~”って驚いている。





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