俺様の運命の女神


「で、恐らく連休明けはあーなるって予想出来てたから…」

「で?」

「だ・か・ら、お前の彼女のガード役を美冬にって親父が」

「彼女じゃねぇし!ってか、バレてねぇんだから必要ねぇだろ」

「今はね。だけど、そのうちバレたらこの間くらいじゃ済まないぞ?」

「………」

「彼女だって、無事な保障はないだろ?」

「………」


それはマズいし、困る。

ってか“死”の危険があるんだって!!


それにアイツが何かされて、俺の事拒絶でもされたら堪んねぇ。

なんつったって、俺にとっては“運命の女神”なんだから。




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