無口少年に恋をしたら
新学期の朝
小鳥のさえずりが聞こえ、眠りから覚めた。
訳ではなく、安い目覚まし時計の音で起きた。
「朝だ…」
真梨はそう言って、布団から出ると、四月だか肌寒くてすぐに目が覚めた。
急いで制服に着替えてリビングへ行くと、母が朝食を作っていた。
真梨は皿に置いてあったトーストにいちごジャムを塗りながら
「ママ、今日から新しいクラスなんだよ。今年こそ良い出会いがあれば良いんだけど…。」
と母に話しかける。
もちろん、あまり話には乗らず
「そうね。そんな事より、真梨はもう中学二年生でしょ。後輩の面倒もちゃんと見なさいね。」
と言われたので、真梨は
「分かったよぉ。でも、今年こそ部活だけじゃなくて、恋とかしたいじゃん。」
とふてくされながらも呟いた。
朝食を食べ終わったら、早めに身支度をして、家を出た。
登校中、急に声を掛けられた。
「真梨~。おはよう!一緒に学校行こ★」
「実花か。おはよっ!いいよ、行こ。」
実花は真梨の親友で、幼馴染だったのでなおさら仲が良かった。
「真梨、今日から新しいクラスだから、一緒になれるといいね。」
と実花に言われ、真梨は神様に必死に願いながら学校へ向かった。
学校へ着くと、もう新しいクラスの名簿が貼ってあった。
二人で名前が載っているか探していると、実花が
「真梨~‼名前あったよ~!しかも二人とも同じクラス‼」
と実花が笑顔で走ってきた。
「やったー!これで安心だぁ。」
と真梨は実花と余裕そうな顔をして言った。
しかし、真梨は少し気になる事があった。
男子の名簿には、聞いた事の無い名前があった。
“中島将太”
(どんな人なのかな?タイプだったら良いんだけど…。)
と、妄想を始めていた。
訳ではなく、安い目覚まし時計の音で起きた。
「朝だ…」
真梨はそう言って、布団から出ると、四月だか肌寒くてすぐに目が覚めた。
急いで制服に着替えてリビングへ行くと、母が朝食を作っていた。
真梨は皿に置いてあったトーストにいちごジャムを塗りながら
「ママ、今日から新しいクラスなんだよ。今年こそ良い出会いがあれば良いんだけど…。」
と母に話しかける。
もちろん、あまり話には乗らず
「そうね。そんな事より、真梨はもう中学二年生でしょ。後輩の面倒もちゃんと見なさいね。」
と言われたので、真梨は
「分かったよぉ。でも、今年こそ部活だけじゃなくて、恋とかしたいじゃん。」
とふてくされながらも呟いた。
朝食を食べ終わったら、早めに身支度をして、家を出た。
登校中、急に声を掛けられた。
「真梨~。おはよう!一緒に学校行こ★」
「実花か。おはよっ!いいよ、行こ。」
実花は真梨の親友で、幼馴染だったのでなおさら仲が良かった。
「真梨、今日から新しいクラスだから、一緒になれるといいね。」
と実花に言われ、真梨は神様に必死に願いながら学校へ向かった。
学校へ着くと、もう新しいクラスの名簿が貼ってあった。
二人で名前が載っているか探していると、実花が
「真梨~‼名前あったよ~!しかも二人とも同じクラス‼」
と実花が笑顔で走ってきた。
「やったー!これで安心だぁ。」
と真梨は実花と余裕そうな顔をして言った。
しかし、真梨は少し気になる事があった。
男子の名簿には、聞いた事の無い名前があった。
“中島将太”
(どんな人なのかな?タイプだったら良いんだけど…。)
と、妄想を始めていた。