キミと出逢えたキセキ
それで、わたしのとなりに並んだ時 サラッと小さな声で耳元にささやく。
「今日の帰り どーする???」
そーだ。
昨日のこともあるし、明日も一緒に帰るみたいな話ししてたんだっけ。。
「んー じゃあさ いっしょにかえろ????」
たっくんの前だとほんとにこんな素直な言葉が出てくる。
「おう わかった」
そんなやりとりを悠里も気にしてか、すこし距離をおいたところで優斗と2人でニヤニヤしながら見守ってくれていた。
それから、わたしたちはバスに乗り込み公園に行ってお昼を食べて思いっきり遊ぶ。
公園には幼稚園の遠足が来てて、あんまり遊べなかったけど 笑
中学生がゆずるのは当たり前のことだよね 笑
それから、もうひとつの目的地 神社へと移動する。
大きな鳥居がシンボルのこの神社は、いつもたくさんの人が訪れる。
「おねがいしまーす」
ガイドさんにクラスみんなであいさつをする。
「じゃあ とりあえず 人数が多いので、男子と女子に別れて行動しましょうっ」
そんな言葉に、なぜかさみしくなる。
たっくんたちと一緒じゃないんだ。。
「じゃあ女子のみなさん ついてきてくださーい」
悠里と2人で歩き始める。
なぜか神社には、たくさんの動物が飼われていた。
リスやサルやにわとり。
悠里と釘付けになって、見ていた。
その時 遅れてきた別グループの男子達がわたしたちの後についた。
たっくんなんか、人が多くたってすぐに見つけられる。
その瞬間に目が合う。
明らかにお互い意識してる証拠だ。
男子と女子別々とか言ったって、気づくと何か一緒に行動してたし。
まぁ 自分的にはそれが嬉しかったんだけどね。。
そして、この神社での日程は終了。
わたしたちが一番楽しみにしていたアイスづくりだっ。
そこに移動する間のバスは、みんな元気すぎてやばかった。
すぐに目的地に着き、アイスづくりが始まった。
みんなキャーキャー言いながら、作っている。
たくさんの材料をかきまぜ、ひとつひとつの手順をこなす。
あっというまに、アイスが完成。
みんながいっせいに食べ始める。
ほんと 自分で作ったからなのかすごくおいしかった。
それから、みんなでそのへんで走り回って遊び今日一日の日程がすべて終了した。