キミと出逢えたキセキ
新学期が始まった。
でも 初日から気の重い日となってしまった。
7人グループだから、もちろん2人組になれば1人残る。
それが、わたしになってしまったのだ。
みんな1人になりたくないから、誰かといる。
周りの気配りまでしてる暇なんてない。
とりあえず自分が今1人じゃなきゃいいのだ。
クラスで一緒にいる人がほとんどいない。
さみしかった。
1人でいるところなんて、もちろん同じクラスになったたっくんになんて見られたくないから
そんな思いからも自分を追い詰めていった。
毎朝毎朝、起きると腹痛 頭痛の嵐。
本気で登校拒否になりたいと思った。
でもこのまま休んだら、もうずっと行けない気がして頑張って毎日行っていた。
学校ではなるべく1人のところを見られたくないから、自分なりに精一杯過ごしていた。
たっくんもたぶん気づいてないはず。
何で意識してるんだろう。
やっぱりまだ好きなのかな。
相変わらず、たっくんとは何もないまま。
でも最近あの2人が一緒に帰ってる姿を見かけない。
別れる感じなのかな???
そうだったらいいななんて思ってしまう。
でもなんと、その次の日。。
綺姫がうちのところにやってきて、こうゆった。
「結愛 たっくんたち別れたって。」
一瞬ほんとにびっくりした。
綺姫の言葉がほんとうに信じられなかった。