キミと出逢えたキセキ
⑤ 変わり始めた関係

月日は流れ 9月になった。
暑さの中に 涼しさも出てきた。


たっくんとは相変わらず毎日しゃべっていて毎日学校が楽しかった。

授業中にたっくんが分からない問題があって それをわたしが解けていた時。

「できたー」

そんな声と共にたっくんがわたしのほうを向く。

「まじ おねがい プリントみせて」

そう頼んでくるたっくんに 

「やーだねぇー」

という言葉をかえす。

そう。 もうそんなことも言える仲になっていた。






部活が終わった後、
久しぶりに綺姫と2人で一緒に帰った。

たっくんのことを思い切って話してみた。

「綺姫 わたしね 最近たっくんのこと気になるかもしんない」

「そうなの?? 結愛 たっくんのこと好きなの???」

「そうかもしれない。 好きになってもいいかなぁ??」

「いいと思うっ 結愛の恋なら全然応援するしっ」

「ありがとうー」


その日からたっくんがわたしの好きな人となった。




次の日。


たっくんを後ろの席から見てみる。
でも 全然ドキドキなんかしない。

これほんとに好きなのかな。
そんなことを思いながら半信半疑だった。


そんな毎日を続けていると 気づけばもうすぐ文化祭。


たっくんとわたし 結愛が1番急接近しお互いを知り合った季節が始まる。
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