身代わり王女に花嫁教育、始めます!
「人間はそう呼ぶが、ドゥルジと呼ばれるのは私ひとりではない。我らは罪人の死体を地獄に運ぶのが役目。だが、ときとしてこういった幸運にありつくこともある」
カッハールの姿をした悪魔の目は妖しく艶めいた。
「こ、幸運? 死体を増やせたから……幸運だと言うのっ!?」
「いやいや、無論、それも幸運だが。ご存じかな、シーリーン王女。穢れなき処女の魂は、この世でどれほどの罪を犯していても神のもとに召される、と」
この悪魔を引き付けることになった原因。リーンは“王女”と呼ばれることに屈辱を感じながら、答えた。
「ええ、もちろんです」
「それゆえに、我らが知るのはすべて穢れた女ばかり。それが……地獄にまで名が轟く、狂王の花嫁をいただけるとは。光栄の極み」
「だ、だれが、悪魔になど……」
リーンが拒絶しようとした瞬間、リーンが身につけたバスィールの花嫁衣裳が砂粒となり足もとに落ちた。
「きゃあっ!」
いくらボロボロであったとはいえ、着ているのと何も着ていないのは違う。下着すら砂と化し、リーンには身を隠すものは何もない。
手で胸を隠そうとするのだが、思いどおりに動かない。それどころか、閉じた脚が彼女の意思とは関係なく、自然と開いていくではないか。
カッハールの姿をした悪魔の目は妖しく艶めいた。
「こ、幸運? 死体を増やせたから……幸運だと言うのっ!?」
「いやいや、無論、それも幸運だが。ご存じかな、シーリーン王女。穢れなき処女の魂は、この世でどれほどの罪を犯していても神のもとに召される、と」
この悪魔を引き付けることになった原因。リーンは“王女”と呼ばれることに屈辱を感じながら、答えた。
「ええ、もちろんです」
「それゆえに、我らが知るのはすべて穢れた女ばかり。それが……地獄にまで名が轟く、狂王の花嫁をいただけるとは。光栄の極み」
「だ、だれが、悪魔になど……」
リーンが拒絶しようとした瞬間、リーンが身につけたバスィールの花嫁衣裳が砂粒となり足もとに落ちた。
「きゃあっ!」
いくらボロボロであったとはいえ、着ているのと何も着ていないのは違う。下着すら砂と化し、リーンには身を隠すものは何もない。
手で胸を隠そうとするのだが、思いどおりに動かない。それどころか、閉じた脚が彼女の意思とは関係なく、自然と開いていくではないか。