身代わり王女に花嫁教育、始めます!
「……ん、ん……んん」
少しすると、なぜかリーンはサクルの胸を押し、抵抗し始めた。
サクルは一旦唇を離し、
「どうした? 私の口づけを待っていたのだろう?」
「それは……でも、その前に……サクルさまは本当にクアルンの国王さまなのですか?」
「そうだ。不服か?」
一瞬、国王よりただの水使いがよかったと言われるのかと思い、サクルは身構える。
「いえ、そうではありません。あの……わたしは嘘をついておりました。そのことを」
「レイラー王女の一件ならすでに解決済みだ」
ようやくリーンの身体を我が物にできる。そう思った直後に奪われ、サクルはこの場で押し倒したい気分だ。
とはいえ、ここまで我慢しながら正規の手続きを踏まずにリーンを妻にはしたくない。
「あの……それでは、レイラーさまがご無事かどうか、サクルさまはご存じなのでしょうか?」
「もちろんだ。レイラー王女も衛兵のアミーンも砂漠の宮殿にいる。カッハールはアミーンを私が殺したことにして、反旗を翻したかったらしいがな」
少しすると、なぜかリーンはサクルの胸を押し、抵抗し始めた。
サクルは一旦唇を離し、
「どうした? 私の口づけを待っていたのだろう?」
「それは……でも、その前に……サクルさまは本当にクアルンの国王さまなのですか?」
「そうだ。不服か?」
一瞬、国王よりただの水使いがよかったと言われるのかと思い、サクルは身構える。
「いえ、そうではありません。あの……わたしは嘘をついておりました。そのことを」
「レイラー王女の一件ならすでに解決済みだ」
ようやくリーンの身体を我が物にできる。そう思った直後に奪われ、サクルはこの場で押し倒したい気分だ。
とはいえ、ここまで我慢しながら正規の手続きを踏まずにリーンを妻にはしたくない。
「あの……それでは、レイラーさまがご無事かどうか、サクルさまはご存じなのでしょうか?」
「もちろんだ。レイラー王女も衛兵のアミーンも砂漠の宮殿にいる。カッハールはアミーンを私が殺したことにして、反旗を翻したかったらしいがな」