身代わり王女に花嫁教育、始めます！

リーンはサクルの胸にそっと頬をつけた。

トクントクンと鼓動を刻む音が聞こえ、そのまま、自分の身体をサクルに預ける。


「リーン、もう一度言うのだ。私が好きだ、と」

「あなたが好きです。心から、愛しています。あなたがいなければ……あっ……ん」


サクルの大きな手がリーンの可愛らしい胸を包み込んだ。

手の平を押し当て、ゆっくりと揉みあげる。唇は首筋から耳たぶをなぞり、


「私がいなければ、なんだ？　答えてみよ」


まるで呪文のように耳元で囁かれた。


「あなたが……いなければ、生きて……いけません。あぁ……んっ」


リーンが口を開くと同時に、サクルは指先で先端をつまんだ。ここ数日でサクルに教え込まれた刺激がリーンの背筋をしびれさせる。


「熟れた桃（ドゥッラーク）のような可愛い色だ。さて、味も同じかな？」


そんなことを呟きながら、サクルはリーンの胸に口づけた。