身代わり王女に花嫁教育、始めます!
サクルは先刻から散々弄んできた快楽の蕾を指先でつまんだ。


「やぁっ、ダメ、そこは……ああーっ!」


リーンは痛みを忘れ、一瞬のうちにサクルの教えた悦びを思い出していた。


「この場所は思う存分開発させてもらった。ほうら、どうだ……リーン、痛みなど忘れるだろう?」


その瞬間、サクルの腰が動き、灼熱の杭がリーンの最奥に打ち込まれる。それは二度と抜けぬ楔のように、ふたりの絆をしっかりと繋いだ。


「サクル……サクルさまっ」


リーンは夫となったサクルに懸命に手を伸ばす。

再び身体を倒して、サクルはリーンの上に圧しかかり、花嫁の指先が彼の頬に触れた瞬間、ふたりは唇を重ねていた。

やがて、サクルの腰がゆっくりと抽送を始める。

内側を擦る痛みは、初めて経験するリーンからすぐに消せるものではない。だが、それを上回る悦びがリーンの心を満たしてくれた。


「リーン、女の躯(なか)に放つのは初めてだ。しっかりと受け取れ……花嫁の証だ」


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