Loose-leaf*放課後の甘いキス






「……ったく、あぶねぇな」

「っっ//!!」





いっいっいっ…

一ノ瀬くん…!?

瞑っていた目をそっと開くと、一ノ瀬くんに抱きかかえられるようになっていた。




「すっすみま……!!!」



‘すみません‘

そう言おうとしたとき、一ノ瀬くんがにやっと笑いながら



「何?その顔、誘ってんの?」



「っッ///!!」



さっ…誘うって何!?

アタフタと動揺している私をよそに

ゆっくりと近づいてくる一ノ瀬くんの顔。

逃げようにも、腕をつかまれてて動くことができない。






……怖い

…怖いよ

なに…これ?

ぎゅっと思いっきり目を瞑った。

神様 仏様!

どうして…どうして私なんかのような地味な子が…!





思考回路が回らない。

突然、頭の中が真っ白になって

私はそのまま――――――







…――――っッ!!




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