Loose-leaf*放課後の甘いキス
「――夢愛ちゃんっ!」
はっと我に返ると、一ノ瀬くんがこっちを見ていて
怪訝そうな顔で私を見ていた。
それもそのはず…
ずっと考えている間、一ノ瀬くんを見とれていたようだから
不気味に思うのも、無理はない
「ご…ごめんなさい…っ」
これ以上目を合わせるのが耐えられなくって、ぱっと顔を俯かせる
ドクンッと大きく鳴る心臓
夏川くんのときとは全然違って
そう、今にも押しつぶされてしまいそうな――――