君しかいない
~どうして~
待ち合わせ場所に着いた。

君を待ってる間、ずーと考えてた・・・。

どんな顔して会えばいいのよ。

何を話せばいいの?

そんな事を考えてたら君は自転車に乗って来た。

「久しぶりやね!」

「・・・うん!久しぶりだね♪」

久しぶりに会った君は前と全然変わってなくて私の大好きな君のままだった・・・。

そして君は座って待っていた私の隣に座った。

まるで付き合ってた頃みたいに優しい気持ちになれたんだ。

「急にどうしたの?」

私はたずねた。

「俺、家出してきた(笑)」

は?何言ってんのこの人w

「親とケンカして家飛び出てきたw」

「じゃあ今日どこで寝るの?」

「ここで寝る(笑)」

えぇぇぇぇぇ、ここで寝るって・・・ここ小学校だよ。

実は私がたまたま小学校の近くに住んでいたから呼んだみたいで・・・

「今日何時まで一緒にいれる?」

悲しそうに君は言った。

「うーーん、何時まででもいいよ。」

ホントは何時まででもよくなかった。

帰らないとママに怒られる(笑)

けどもう少し君といたかった。

すでに現時刻は夜の10時だったの。

さすがにそろそろやばいかもぉ・・・。

すると君はこう言った。

「ねぇ、明日の朝まで一緒にいてよ」

「え?明日まで?・・・うん、いいよ。」

何OKしちゃってんだ私・・・。

そして今日は小学校に1泊する事になった。

久しぶりにゆっくり二人で話す時間ができてうれしかったな。

君は甘えてきたよね・・・。

かわいかった/////

途中で眠たくなったみたいで私は君に膝枕してあげた。

君は小さい子供みたいにスヤスヤ寝てた。

けどほとんど寝れなかったね。

たくさんお話しすぎて・・・朝になっちゃった。

別れ際に君は言ったよね・・・「久しぶりにキスして帰ろうか。」

付き合ってないのに・・・けどこれで会うのも最後になるかもしれない。

・・・・・・・そして私達はキスを交わした・・・。

「じゃあ帰ろうか。」

君はそう言って自転車に乗った。

「うん・・・ばいばい」

こうして私達はお互い帰ったんだ。




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