百鬼夜行と暴走族 壱

この目に映るのは

side蓮華



亥の刻、百鬼夜行で集まって話をしていた



何か、雰囲気というか充満している妖気がいつもと違う。それも少し前から。でも邪気じゃないから放っておいたけど、どうなのかな…


そんなことを考えてたら幻影があらわれた


十六夜様っ!


百鬼が騒ぎ始めて、そっちを見ると



「「十六夜様っ!」」



嘘、どうして……幻影だけど十六夜様が居るのに言葉が出てこない


そうだ、総大将!でもここには居ないんだ、どうしよう!


会わせてあげたい!



「十六夜様っ、どうして!」


十夜…


驚愕している皆が何も言えない中、一番慕っている十夜が詰め寄る


『ごめんね、あのひとも一緒に話したいんだけど』


「あ、今は...」




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