百鬼夜行と暴走族 壱


ギシ、ギシ


縁側を誰かが歩いてくる音が聞こえた


ガラッ


「おい、おめぇら。これからぁ...っ!」



下を向いて入ってきた総大将は顔を上げるとそこに居る人に目を見開いた



「い、十六夜.....」


『あなた...』


「っなぜ、居る!」


総大将…



総大将も皆と同じで次の言葉が出てこない。十六夜様の全身を眺めるだけで、口をぱくぱくしてる



『ごめんね、今までのことを話したいの。いい?』



「あ、あぁ。聞かせてくれ。何があったのかを」



十六夜様…



懐かしい声、優しい笑顔


とても安心する......


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