百鬼夜行と暴走族 壱



早く帰ってきて、あの頃のように仲のいい幸せな二人の笑顔がみたいな...




そんなことを考えていると、



「おい、皆!十六夜様の無事を祝って朝まで飲むぜ!」


十夜の喜び勇む声が本家に響いた



「よっしゃ、あるだけの酒持ってこい!」


「久しぶりの宴じゃあ~!!」



十夜の声に勢いづいた百鬼たちまで宴の準備を始めた...折角、余韻に浸ってたのに、


でもあたしも久しぶりに飲もうかなッ



「おい、蓮華。一緒に飲もうか」


神楽......もう、飲んでるし。



上気した頬、いつものように片方の肩をはだけさせて、



......無駄に色っぽい///


女のあたしでも憧れる






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