百鬼夜行と暴走族 壱
今にも吐きそうな勢いの二人に翔炎がとどめをさす
「や、吐きてぇ。」
「、したら楽になるわ」
厠に行け、厠に
「姿ないのに、いきなり気持ちわるぅて、臭ぇモンがいきなり出てきたら人間もたまげらぁ」
「き、気持ちわるい!?」
「臭いだと!?」
「「ああ」」
翔炎と十史朗はいたって普通
あたいと蓮華はアホらしくて見学
「おれの汚物は全部きれいなんだよ!」
「おれだって胃の内容物はきれいだ!」
...そんなことあるわけないだろうが
というか、汚物って言っている時点で汚いんだよ!我慢できねぇ
「ねぇ、朝から気持ち悪ぃことばっか話してんじゃないよ。あと少しなんだ、行くよ」
睨むように言うと
「は、はい」
「...おぅ」
大人しくついてきた
...やれやれ。朝から疲れさせないでおくれよ