百鬼夜行と暴走族 壱

「雷斗」

「ああ?」


「...許可を出すな。やめとけ」

「訳は?」

「人間とは違う。拳と拳なんて甘くねえ。下手すりゃ、この幹部室、半壊だ」


「本当か」


「ああ。一応俺たちがいるところは結界をはったが部屋は...」


「まぁ!見とこうやあ」



...なんて会話がされていたのはあたいも十夜も知らない



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