百鬼夜行と暴走族 壱
「あなたの瞳、すごい綺麗……」
そのひとは前髪を触りながら見惚れるように言った
嬉かった…初めてこの目を綺麗と言ってくれて認めてくれたから…
「ねぇ、お名前教えて?」
そう言えば自己紹介まだだった
「琉威っ!あなたは?」
「私は十六夜」
いざ、よい?
難しい名前で聞いたこともないからよく分からないな
「十六夜さん、よろしくね!」
「こちらこそ、琉威」
話が終わって眠くなってきたから十六夜さんの膝で眠っていた。お母さんにもしたことないけどすごく落ち着く…
その間、十六夜さんが
この子は何がなんでも守る、っていう決意をしてなんて知らずに…