百鬼夜行と暴走族 壱
side琉威



楽しくて時間が過ぎているのを忘れてた


時計を見るともう夜10時。


「そろそろ帰るか」
翔炎が立ち上がりながら言った



「そうだね。じゃあね、みんな」
蓮華。



「そうか。外まで送る」
雷斗が言ったからみんなで倉庫の外まで行った



「雷斗、なんか困ったことがあったら言えよ」
翔炎が笑いながら言う



「ああ、ありがとな」
雷斗も笑う



特に雷斗と翔炎は仲よくなったな


「お、そうだ」
前鬼が思い出したように言う


「お前らに本家の場所言うたか?」 
「いや、」



「月映山だよ」


月映山?確か、ここから少し行ったところにある山だ



「え、でもあそこの山には何もないって...」

「人間が来たらいけないからあの辺り一帯気配を消してるからね」




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