百鬼夜行と暴走族 壱
side涼




「『百足の足は死して倒れず』だな」


...翔炎なにいってんだ、意味わかんないし...



「それで、みんなは大丈夫なのか」

雷斗は翔炎の目をみて真剣に問う





「まぁな。だが俺達がまっさきに狙われるわな」




バツが悪そうに苦笑いしてるけど大丈夫なのか?



「生きてたけど十六夜さんみたいになってほしくないよ。もう、やめてよ」



琉威が泣いている。そりゃそうか。この前友達になったばっかの俺がこんなに心配なんだ。



琉威が慕っている十六夜さんみたいになるのは俺達みんなが避けたいって思う



俺達鬼龍、いや人間にできることなんてないに等しい世界だ



これは人間の裏の世界の仕事をしてるやつにもどうしようもできない


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