百鬼夜行と暴走族 壱


「悪ぃな、闇の世界は甘くないんだ。生きるためなら相手を倒さなきゃならねえ。殺せないなんて綺麗ごと言えねえ。..こっじゃ迷ったやつから死んでいく」



ゾッとした。死んでいくという言葉に。



やっぱり喧嘩なんて甘いもんじゃないんだな




「ありがとな、そう思ってくれているだけでも救いだぜ」



翔炎...十夜たちも同じ気持ち、か。





「それとこれから、落ち着くまでここに一人ずつつける」


はぁ?



「雷斗、いいか?」


「...わかった、頼む」


まぁ、俺達族じゃ敵わねえしな。仕方ないな



「そうと決まれば、つけるやつ一人だけ紹介したい」



「だれ?」


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