百鬼夜行と暴走族 壱


「まぁ、あいつはちょっとやりにくい相手かもしれないが腕は確かだ」



「...怒らせないでくれよ」


「なんで?」



「あいつ前に用でこの街に来たことがあってな。さっきのでわかったと思うがあんな態度だ。そのときに2人のやくざに絡まれてその場は返り討ちにしてよかった」



「そのすぐあと仲間たちがやり返しに来てよ。50人くらいで。それに呆れた獅蛇は一瞬で殺したんだ」



嘘、だろ...



やくざ50人て、

なら俺達が集団でかかっても瞬殺かよ...

てか、さっきのみたら喧嘩売ろうなんて馬鹿なやついねえよな



「お前らが生まれるちょっと前の話だ」


でもなぁ、蜘蛛は頂けねえなあ。

あぁ~あ...

獅蛇が来るたびにあんなに嫌な思いするのか

でも獅蛇に馬鹿にされるのは嫌だしよ


よし!男、涼。これを機会に蜘蛛を克服しようじゃねえか!
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