百鬼夜行と暴走族 壱



獅蛇と翔炎が来た次の日の護衛は十夜だった。


「あ~ぁ!何かおもしれぇことねぇかなあ」


徐に十夜が溜め息を吐くと同時に叫んだのはみんなでトランプをしているときだった。



「十夜、早くひけよ」


「へ~い」


みんなとずっと会っているからかもう大分仲良くなった



みんな話しやすいが、十夜は特に話しやすい。


なんか、翔炎たちは妙に大人っぽいからな。

雷斗に話しかける感じだよ。




「おもしろいことって......今大変なんじゃないの」

琉威の呆れた口調と視線


「そりゃそうに決まってんだろ?でもよ、あっちでもこっちでも警戒とけねぇとなると、さすがに精神がどうにかなって死んじまう」




...そうだよな。十夜たちは俺達を守るために疲れてんだよな...


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