百鬼夜行と暴走族 壱


「ま、お前の前でそんな姿は見せないだろうけどね」


獅蛇がゆっくり俺のほうへ歩いてくる




「ん?前十六夜と目の色似てんな」


獅蛇が俺の顔を覗きこむ



...結構背高いんだ





「、小さいころ十六夜さんだけが俺を受け入れてくれたの」



みんなに冷たい視線を送られてきたのに十六夜さんだけが認めてくれた



どれだけ嬉しかったか...




「ふ~ん。あいつは器が広くて個人を認めることができるやつだからな」



「...うん、だいたいわかるよ。一緒に居れたのは短かったけどね。だから帰ってきたら一緒に居て十六夜さんのことをもっと知りたいんだ」


十六夜さんのことを話すと不思議と胸が温まる。それだけ十六夜さんが俺にとって大切な存在だということがわかるんだ


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