百鬼夜行と暴走族 壱
_ _...
「ん、...ここは」
どこなんだろ、
覚醒仕切ってない頭で必死に考える
たしか妖怪に会って睨まれて気を失って、それから..
そうだ!みんなっ
薄暗くてよく見えないけど目を凝らして探す
「みんなっ起きて」
だれかいるかもしれないから小さい声で起こす
「ん、どこ」
「ぅ、痛い...」
「なんかすごいごつごつして体が痛いね」
「はぁ......妖怪に睨まれて気を失ったんだ」
みんながゆっくりと起き上がる
「俺たちが気を失っている間にあの妖怪にここに連れてこられたんだろう」
だったら逃げないと
「に、逃げようよ」
「その必要はない」