百鬼夜行と暴走族 壱


刹那の仲間らしき妖怪が引きずるように洞窟の外へと連れていく


一口に妖怪といってもたくさんの種類


緑や青、赤色をした大小様々な角を生やした鬼や赤い目で茶色の体をした巨大な蛇みたいなやつ。


目玉がいっぱいある妖怪など


気づかなかったけどとんでもない数の妖怪が居たんだ





刹那が前を歩いてく


「どうする気だ?」
涼。

「怖いよ」
優希。

「天堂さんが来ているらしいから大丈夫だと思うけどな」
晴樹。




こうなったのは俺のせいだ

そんな俺の気持ちを読みとったように


「大丈夫だ」
と雷斗が声をかけてくれた


「......うん」


ありがとう

そんなことをはなしていると出口が見えてきた



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