百鬼夜行と暴走族 壱
「随分とご立腹じゃねえか?」
「...そうみえるか」
「おぉ、はっきりと分かる」
「そなたがそう思うのであればそうだな」
「ワシは関係ねぇそいつらを勝手に連れ去ったお前に怒っとるんじゃがな」
「...黙れ」
...刹那と天堂さんの言い合いが続く
大丈夫かな、天堂さんなんかわざと刹那を怒らせようとしているきがする
そんな言い合いよりも早くみんなをそっちに!
「ま、ンなこたぁいい。早くそいつらをこっちに渡せ」
「だからさきほどから琉威以外だと言っているだろう」
刹那のその言葉を聞いた天堂さんがこっちをみて初めて目があった
美形だ、ものすごい
十六夜さんと色は違うけど輝く金色の瞳
俺は天堂さんが言いたいことがわかったから小さく頷いた