百鬼夜行と暴走族 壱
「いいのか」
「私とて、関係のないものたちを巻き込みたくないのでな」
「すでに巻き込みやがったやつがなにぬかしやがる」
確かに
「早く行け」
刹那が促すと雷斗たちは俺を心配そうに振り返りながらゆっくりと天堂さんたちのところまで歩き始めた
「...仲間思いなことはいいが、自分の身を心配したほうがよいのではないか」
俺にたいしての馬鹿にしたような、嘲笑ったような刹那の声が届いた
今は刹那の隣に座らされてるから威圧感がすごい
刹那の赤い目が怖い