百鬼夜行と暴走族 壱
その声に刹那を見ると同時に前を向いてしまった
何なんだろう...
今、一瞬だけ刹那の表情が辛そうな、悲しそうに見えた気がした
そんなわけないか
「仲間たちが向こうに着いたようだな」
天堂さんたちの方を見ると雷斗たちを翔炎や神楽に安全な方へと連れて行っているのが見えた
...よかった
無事に行けたんだな
「さて、始めようか...宴を」
刹那の声を合図に無数の妖怪たちが衝突していった