百鬼夜行と暴走族 壱
side晴樹
ついに始まった
あちこちで怒号が飛び交い、血しぶきがとぶ
そしてどんどん倒れていく
すげぇ、これが妖怪の戦いなのか...
俺たち、たかだか不良の喧嘩とは違う
喧嘩では感じられない覇気を身体全身でいやでも感じてしまう
そして何より血の生臭さ…
「うわっ」
「きゃっ」
ぼうっと考えていたら、目の前に額と腹がぱっくり裂けた緑の鬼らしき妖怪がドサッと倒れてきた
雷斗や涼たちも目を見開き呆然としている
「は、はる、晴樹っ」
震えている優希を俺も何とか抱き締め天堂さんを見る
ついに始まった
あちこちで怒号が飛び交い、血しぶきがとぶ
そしてどんどん倒れていく
すげぇ、これが妖怪の戦いなのか...
俺たち、たかだか不良の喧嘩とは違う
喧嘩では感じられない覇気を身体全身でいやでも感じてしまう
そして何より血の生臭さ…
「うわっ」
「きゃっ」
ぼうっと考えていたら、目の前に額と腹がぱっくり裂けた緑の鬼らしき妖怪がドサッと倒れてきた
雷斗や涼たちも目を見開き呆然としている
「は、はる、晴樹っ」
震えている優希を俺も何とか抱き締め天堂さんを見る