百鬼夜行と暴走族 壱



すると虚ろだった目に光が戻った


「あ、れ...ぼくは」


ほんとに記憶を失ってたのか


宵美の目が刹那をとらえた



「お、お前は!」

「久しぶりだな、気分はどうだ」

「う、うるさい、お前がぼくのお父さんとお母さんを殺したんだ!」



え、知ってるの?宵美は可愛い顔を鬼のような顔にして刹那を睨みつける


「そうだ、真実を教えたあとで記憶を消したからな」


「そなたの親は面倒だった、私のしようとすることを全て邪魔をする」



「だから親を殺し、お前をいいように使おうと...最初からそなたたち親子は私の手中にあった駒だったのだ」




......ひどい

そんなの宵美が可哀想だ

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