百鬼夜行と暴走族 壱
でも十六夜さんみたいなひとなら好きになれる気がする
「女子っていうか女性だよ。優しくて綺麗でさ.........鬼龍にも媚びを売らずに一人一人を見てくれると思うよ。学校の女なんか近くにも寄れないな、雰囲気からして違うからさ」
シーン
あれだけ騒いでたのに一気に静かになったからどうしたのかなと思って顔をあげるとみんなが驚いた顔で見ていた
「どうしたの」
「あ、ううんっ」
「いや、意外っつうか......」
「やっぱりいるのか!」
「お前が女を語るなんてな」
からかわれてムカついたから言い返した。恋愛とか女云々じゃなくて十六夜さんを語っただけもん
「女を語ったわけじゃないし、いざ――」
危ない、危うく十六夜さんだけだと言いそうになった