百鬼夜行と暴走族 壱



「私を救う、だと」



刹那が嘲笑ったような表情を見せる


気味が悪ぃ…



「馬鹿馬鹿しい、私を救えると思っているのか」


「相手が振り向いてくれることだけが愛じゃねえ」



…かっけぇ 。総大将の言うことはいちいちかっけぇし納得がいく。その原点が十六夜様を想う気持ちなんだ



「...戯れ言を」



総大将がどんなに説いても刹那には十六夜様と総大将の気持ちは届かないのか




「行くぞ」


また戦いが始まった


十六夜様と総大将二人がかりだが妖力があふれでている刹那には二人でやっと、といったところか



助太刀に行きてぇがこっちも雑魚相手に苦戦している、数が尋常なく多い



それに、百鬼夜行の問題でもあるが、これはあの方たちの問題だろうからな



俺たちが行っても無駄なだけだ






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